2017-04

トイレ文化の懊悩

過日、都内の百貨店で洗面所を使った。
すると、新たな表示が貼り出されているのを発見。
「便座へ乗ってしゃがまないでください
 使用済みの紙は、便器の中へ捨ててください」

以前、タイやマレーシアのショッピングモールや鉄道駅、バスターミナルなどの公共施設で散々目にした表示だ。
そちら方面からの東京への来訪客が、そこまで増加しているのだろうか。

ただ、気になったのは、表示の説明文が、日本語・英語・簡体中文・ハングルだったこと。
タイ文字表記とマレー語表記に重点を置くべきではないだろうか、この際は。


残月@中央本線

2月19日、時折ここに記すバァさんの付き添いで山梨へ日帰り旅行。
所用があったため、名所を訪れたり旨い物を味わったりという旅らしい行動は一切なし。

7:53、立川駅6番ホームより“あずさ3号”に乗車。
バァさんが使うシルバーカーを置くために進行方向先頭の指定席を取ったら、車両の半分がグリーン車仕様の8号車になった。
もちろん、乗ったのは普通車の方。w

あずさ3号8号車

あずさ3号 サロハ275-15

高尾駅を過ぎ、小仏関所跡あたりまで来ると、昨夜わずかに降った雪が、うっすらと風景を染め始める。
笹子のトンネルを抜けるまでは、梢に白砂糖を振りまいたような眺めが続いた。

中央本線下り車窓01

中央本線下り車窓00

中央本線下り車窓02

窓外へカメラレンズを向け続けているうち、ふと気付く。

中央本線下り車窓-月

快晴の空に、ひとひらの白。
月が淡く輝いていた。

甲府盆地へ出ると、もう雪の影は見えない。
遙かな八ヶ岳連峰が、くっきりと望める。

中央本線下り車窓-八ヶ岳

山梨市駅で下車。
南小谷行きのM115 +M202編成を見送る。

あずさ3号

跨線橋へバァさんを押し上げて、介助しながら降ろし、目的地へ。

用事を済ませて会食場の店へ赴くと、玄関で猫が出迎えてくれた。
物怖じせず、ゆったりとこちらを見ている。

0219ネコ00

昼食を終えると、今度は複数でお見送り。
左の猫に隠れるようにして、黒猫もうずくまっている。

0219ネコ01

そして、さらにもう1匹。
↓画像左上の片隅で、こちらを見ている黒猫の目をご確認戴けるだろうか。

0219ネコ02

再び山梨市駅へ戻り、大月行きの普通334Mを見送って、“かいじ116号”に乗車。
M103編成。

山梨市駅

山梨市駅かいじ116号

高齢者連れの旅は、本当に疲れる……

神田明神 どこへ行く

去る1月2日、初詣へ出かけた。
毎年恒例の神田明神へ向かうべく御茶ノ水駅から聖橋を渡り、湯島聖堂の傍らを通り過ぎたところで、見慣れぬ光景が飛び込んできた。
交差点の東側一帯が封鎖され、カラーコーンとコーンバーが幾列にも連なっている。
何事かと訝りつつ、鳥居を潜って神田明神の参道へ。
すると、神門を潜ったところで、境内をびっしりと埋め尽くす参拝客の群れに出くわした。
「参拝の方は右手へ、お清めの手水を使う方は左へ寄ってくださーい!」
群衆整理に駆り出された警察官が、必死に叫んでいる。
ずいぶん前から毎年初詣に訪れているが、正月2日にここまで混み合っているのは初めてだ。
拝殿に向かって、じわり、じわりと参拝者の“塊”は移動し、ようやく最前列で柏手を打ったときには、境内へ足を踏み入れてから40分が経過していた。
本殿の背後を取り囲むように配された末社を巡ろうと歩き出すと、大きな表示幕が目の前に。

こちかめ絵巻展0

拝殿脇に入口がある資料館の案内だが、問題は下方右寄りに貼られた紙だ。

こちかめ絵巻展1

『こちかめ絵巻』ィ?!

数年前「ラブライブ」とコラボを始めたのも驚きだったが、今度は「こち亀」か。
本当に、どこへ向かおうとしているのか、神田明神。www

正式名称『秋本治「こちら葛飾区亀有公園前派出所」連載四十周年 江戸総鎮守神田明神遷座四百周年記念奉納絵巻』
17枚のイラストを並べ、全長8mの絵巻物に仕立てて昨年9月に奉納したそうだ。

いったいどんな次第があったのだろう。

こちかめ絵巻02
(C) 秋本治・アトリエびーだま/集英社

絵巻の中では神田明神の幟の下、「こち亀」キャラクターと一緒に“江戸っ子みこしー”も練り歩いている模様。(笑)

心を静めつつ、末社を順番に参拝。
咲き始めた、愛らしい紅梅の姿も。

梅花170102-1

梅花170102-2

梅花170102-0

ぐるりと歩いて明神会館の前へ出ると、もう“お馴染み”になった「ラブライブ」絡みの看板が。

ラブライブ御朱印帳

限定販売の御朱印帳2000円、かすてら饅頭900円。
近くには「ラブライブ」系のグッズ専門の仮設売店が陣取り、さまざまな商品の中には“完売”の札が附された説明掲示もある。

脇の出口から境内を抜けたら、何と、後続の参拝者が参道を埋め尽くし、来がけに目撃した車道上のコーンに沿って長蛇の列が延びていた。
いきなり大人気だな、神田明神。

「こち亀」や「ラブライブ」の“ご利益”だろうか。

ん。

駅へ向かいつつ、先刻からの妙な既視感に得心がいった。
物凄い混雑。
漫画やアニメのキャラクター。
仮設売店に、キャラグッズ完売の札。
延々と続く行列。

まるっきり、コミケぢゃないか。www

イプシロンロケット2号機打ち上げ

12月9日22時46分23秒、種子島宇宙センターからの、「こうのとり」6号機を国際宇宙ステーションへ運ぶH-IIBロケット6号機打ち上げに続き、昨日20日20時00分00秒、今度は内之浦宇宙空間観測所から、イプシロンロケット2号機が打ち上げられた。

イプシロンロケットの特徴は、小型、軽量、低コスト。
打ち上げに必要な時間も人員も、かなり削減可能。
燃料に末端水酸基ポリブタジエン、酸化剤に過塩素酸アンモニウムを用いた固体推進剤のみを使用し、パソコン1台(実際には予備を含め2台)で管制可能という、従来の概念を越えた構造だ。

2号機は3年前打ち上げの1号機から更に改良を重ね、「強化型」と称され、フェアリング(格納領域)も広がって、運用性を更に充実させている。
今回宇宙空間へ運ぶのは、ジオスペース探査衛星 「あらせ」(ERG)。
ヴァン・アレン帯(地球を取り巻く、高エネルギーの電子やイオンを有する放射線帯)を観測するための宇宙衛星だ。

昨夕は早めに雑用を済ませ、夕食を摂りながらJAXAが配信する打ち上げ中継を視た。
打ち上げ20分前から始まった配信では、イプシロンロケットやジオスペース探査衛星に関する説明などが行われ、克明なCGが宇宙で活躍する姿を描き出す。
息を呑むような美しい映像なのだが、途中に表示された「捕らえろ粒子 感じろ電磁波」というキャプションには、思わず大笑い。
「捉えろ」の方が正確かとも思うが、そんなツッコミも吹っ飛ぶ。
後でJAXAのサイトを見直したが、関連ページのあちこちに、この「標語」がちりばめられている。
流行らせたいんだろうか。ww

いよいよ、打ち上げ。
液体燃料ロケットのような水蒸気は湧かず、黒っぽい燃焼ガスを吹いて、あっという間にイプシロンロケット2号機は飛び立つ。
中継カメラの視界から機体が消えると、映像はロケットの軌道と状態を追尾するCGへ切り替わった。
横たわる日本列島の南側をなめるように、予定軌道に沿って実際の軌道が追加されていく。
ふと思い立って、席を離れた。
窓を開け、東南の空を眺める。

あ。

視界の途中から、
ふわり
と、鈍いオレンジ色の小さな光点が現れ、
すうっ
東へ向けて流れ、消えて行った。

どうやら、第3段ロケットが燃焼を始めた瞬間を捉えたらしい。

20時13分27秒、正常にジオスペース探査衛星は分離。
ヴァン・アレン帯の観測を開始する。
地上でオーロラが見える夜、小鳥の声に似た音色の電波が届くという。
「コーラス」と呼ばれるこの電波は、宇宙空間で自然発生するそうだ。
この電波はヴァン・アレン帯が有する電子と相互作用を起こし、電子の高エネルギー化を促している。
ジオスペース探査衛星 「あらせ」は、宇宙空間でどんな「合唱」と出会うのだろうか。

世田谷線のそば処

少し前の話になるが、世田谷線沿線を半日歩き回り、そば店「近江家」で昼食を摂った。
松陰神社前駅から南へ。
世田谷通りへ抜ける商店街の途中、赤と黄色の可愛いのれんが目をひく。

世田谷若林・近江屋外観

扉を潜ると、店内には6人掛けのテーブルが3つ。
満員になると、些か窮屈そうだ。
随所に小物等が飾られ、一番奥には少し離れた豪徳寺名物の招き猫も並んでいる。

世田谷若林・近江屋店内0

世田谷若林・近江屋店内1

卓上には、立派なメニューが。

世田谷若林・近江屋店内2

品書きと料理写真に、なかなか洒脱な絵も添えてある。

世田谷若林・近江屋メニュー0

世田谷若林・近江屋メニュー1

世田谷若林・近江屋メニュー2

……ん?
メニューに“そば前”が見当たらなかったが、相談すれば良いのだろうか。

店内のあちこちに、貼り出しメニューも。

世田谷若林・近江屋メニュー3

他には、当日の天ぷらの具材名も掲示してあった。
同行者は天付きざるそば、自分は鴨せいろを注文。

世田谷若林・近江屋-天付きざる並

温かい汁が、繊細に仕上げられた冷たいそばを優しく包み込んで、するり、と喉を通る。
野菜や鴨肉もたっぷりで、食べ応え充分。

世田谷若林・近江屋-鴨せいろ

そば湯も飲んで、大満足。
幸せな気分で、次の目的地へ向かう。

おまけ。
この後訪れた、世田谷区立郷土資料館を擁する世田谷代官屋敷の遺構にて。
土間に設置された台所の上部に祀られていた、竈神(かまどがみ)としての小さな大黒天像。

世田谷区立郷土資料館・代官屋敷

大黒屋としては、敬意を表さねば。

近江家
 東京都世田谷区若林3-17-5
  Tel:03-3421-6878
 完全禁煙
 平日・11:00~18:30
 土日祝・11:30~17:00
 金曜定休 

【冷たいそば】
季節の天付ざるそば 上 1700円
季節の天付ざるそば 並 1300円
天付せいろそば 1150円
揚げ餅せいろそば 950円
鴨せいろそば 950円
胡麻だれそば 850円
梅おろしそば 850円
つけとろろそば 800円
おろしそば 800円
ざるそば 650円
大もりそば 650円
もりそば 550円
  *大盛り 100円増し

【温かいそば】
季節の天麩羅そば  1300円
天とじそば  1100円
鴨南蛮そば 950円
天麩羅そば 950円
力そば 780円
かき玉そば 780円
鶏南蛮そば 780円
カレー南蛮そば 780円
月見そば 680円
玉子とじそば  680円
たぬきそば 600円
かけそば 550円

【ご飯物】
天丼 1200円
季節の天丼 1200円
親子丼 800円
  *上記はミニサラダ、味噌汁、香の物付き

白飯 200円

【アルコール類】
ビール
   エビスビール(中瓶) 600円

日本酒
   菊正宗 生酛純米 650円


近江家そば(蕎麦) / 松陰神社前駅世田谷駅若林駅


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